桜の季節も終わり、雨と緑の京都嵐山。
京都嵐山に住んではや7年目、
まだまだ知らない観光名所が多く、実に奥が深い土地であります。
そもそも、近場ゆえになかなかあえて「観光」という気にもならないのですが…。
そんなズボラな私ことアシザワが今回、久々に動きました。
そもそもの発端は友人から渡されたとあるアニメ
「ちはやふる」 みなさんご存知ですか??
小倉百人一首、競技かるたをテーマとした末次由紀先生の少女マンガ原作で
現在、実写版映画が公開中。
「ちはやふる」。完全に少年ジャンプ枠でいいじゃないかと思うほど、
熱い作品でした。。。競技かるたって、マジ、バトルものです。。。
(正直ナメてました。百人一首とか、かるたとか少女マンガとか、ほんとゴメンなさい。)
とにかく、「ちはやふる」は、
友情あり、恋愛あり、成長ありの青春、スポ根、バトル作品なのです。
そんな小倉百人一首がテーマの「ちはやふる」に感動していた矢先、
なんと嵐山に小倉百人一首ミュージアムなるものが!?
実は前々からその存在は知っていたのですが、
訪れる機会もないまま今日に至っていました。。。
なので、
思い立ったら吉日!
今回はじめて
「小倉百人一首殿堂 時雨殿」さんへお伺いしました!
館内に入ってすぐ、やはり…
「ちはやふる」!?
さすがです…
それほど、今、熱いということですね!
しかし、なにか妙な恥じらいも感じつつ
一階の展示室へ進みます。
壁際には百人一首の由来や歴史などが概要として展示されています。
入り口には大きな扇子のモチーフと権中納言定家(藤原定家)の恋歌が
「来ぬ人を まつほの浦の 夕なぎに 焼くや 藻塩(もしほ)の 身もこがれつつ」
小倉百人一首と藤原定家の詳しい話は
おなじみのウィキ先生にお聞きください(無責任)
けど、まぁ一応ざっくりアシザワ訳しますと。。。
藤原定家の歌友達(けっこうな先輩ウタ友)の宇都宮頼綱に
京都・嵯峨野の小倉山荘という別荘の襖絵のデザインを依頼され、
(定家)「じゃぁ、なんかこれまでのイイ感じの歌を100チョイスする感じでどうでしょ?」
っとなったかは知りませんが…
定家が京都・小倉山にて襖デザインのため歌を編纂したという由来から
「小倉百人一首」と呼ばれているとのことです。
ちなみに、藤原定家の読みですが、「ふじわらのさだいえ」という読みのほか
有職読(ゆうそくよみ)で「ふじわらていか」と
音読みする場合があり、個人的には「テイカ」という響きが
可愛くて好きだったりします。。。(時雨殿さんでは有職読みが用いられていました)
一階の展示室は落ち着いた雰囲気で、百人一首の貴重な資料や
当時を再現したジオラマ、歌人たちの人形とそれぞれの歌が展示されています。
こちらがお二階
壁に飾られた百人一首の札と帯紐(?)
二回全体は開放的な大広間になっているのです。
そしてなんとこちらでは
無料で平安装束体験が可能!
修学旅行生などに人気とのことですが、
男性用の衣装は数が少ないため、
男子生徒も女性用衣装で
記念撮影していくことが多いとのこと(笑)
ちなみに入館料は下記のとおりです。
入館料 (2016年5月現在)
高校生以上500円(400円)
小中学生300円(250円)
そんな訳で今回は、
リーズナブルなお値段でお値段以上楽しめる、
京都嵐山の観光スポット
「小倉百人一首殿堂 時雨殿」さんのご紹介でした。